◆ニューヨークの第一線で活躍するプレイヤーによる模範演奏


本書ピアノ・コンピング編のCDでは、最近A World for Her, After Hours vol.2などのCDで話題を集めている
Dave Haze/tineがピアノを弾いています。また、ソロ・パートではィージー・ジャズ・コンセプション/スタ
ディ・ガィド・シリーズの中から新鋭Eric Alexander (ts.)や、名手Slide Hampton (tb.)、そして本シリーズの
著者でもあるJim Snidero (as.)たちの格調高い演奏が収録されています。これは、まさに模範とするにふさ
わしい内容です。

はじめに


10種類の楽器別に編集されたイージー・ジャズ・コンセプション・シリーズは、それぞれ15曲の共通のエ
チュードが収められています。各ェチュードは、コード進行やサイズなどが統一されていますので、独習
のためだけでなく、アンサンブルの練習やバンドのレパートリーとしても大いに役立ちます。

本書リズム・セクションノピアノ・コンピング編は、アンサンブルの場合のコンピング(伴奏)の実際を楽
譜とCDで提供しています。いうまでもありませんが、伴奏がなければアンサンブルは成り立ちません。
コンピングは大変重要な役割であることをしっかり認識しておきましよう。

本書の内容を要約すると、以下のようになります。
コードの構成や音の配分の仕方(ヴォイシング
ベーシックなコード進行をより変化に富んだものにする方法(リハーモニゼイション)
リード・ライン(メロディー)に対するリズミカルな相いの手(リズミック・インタープレイ
メロディーラインの空白を満たすフィノレイン(フィル・イン)
CDを聴き、練習することで、楽譜では表せないリズム・フィールやグルーヴを身につけることができる
でしよう。