JAZZ IMPROVISATION の方法論

●ジャズ・インプロヴィゼーションのステップ ジャズ・インプロヴィゼーションを学ぶ方法として、私の教室(稲森 音楽教室ジャズ・システム)では、次のステップによって学習している. ■ステップ1 初心者に突然、コードネームのみでのインプロヴィゼーションは不可 能であるので、まず、レコード・コピーした楽譜または創作されたアドリブを生徒に渡し、それをもとにしてインプロヴィゼーションの音楽の 流れを把握させる(ジャズのレコードを数多く聴くことも、インプロヴィゼーションの流れをしっかりと理解する上で同じ意味をもつ)。 ■ステップ2 少しずつフレーズを記憶させると同時に、生徒にレコード・コピーを させる(レコードの採譜のやり方も、初歩から教える)。 ■ステップ3 フレーズを覚えただけで、すぐにインプロヴィゼーションは無理であるので、生徒にインプロヴィゼーションを楽譜に書かせる。この作業を ある程度まで根気よく続けさせ、その間にもフレーズの記憶はつねにやらせる。 ■ステップ4 なるべくやさしいコードプログレッション((Chord Progression)からインプロヴィゼーションの実際を始めるが、まずフレーズが流れてこない のが普通だ。それに負けずに何回も挑戦させる。最終的にフレーズの音楽的な流れが生まれ、完成される。